有限会社ヨシカワ光器研究所
電子メールアドレスBlog RSS
電話番号0879-25-2686FAX番号 0879-25-2687
コンテンツ会社案内現在の業務履歴お問い合わせリンクブログトップページ

履歴

〔技術〕 | 静電植毛 | 他力作例(YKR30ED|YK-400F12C) |

術開発:静電植毛技術(望遠鏡筒内壁全面施工世界初)
 当社製YK鏡筒内面のアルミ表面総てには、フロック加工による直接植毛を行っております。
 これにより、コントラストの向上を確保いたしております。本加工では植毛として長さ1mmものナイロンパイルを使用したことで、従来普及している植毛紙をはるかに上回る乱反射防止(散光吸収性)効果を実現出来ました。植毛紙では、台紙そのものが湿気をよぶことで悪影響を及ぼしたり、剥ぐ時に接着剤が表面に付着、内面を汚してしまう等の難点がありました。YK鏡筒では、金属表面に直接植毛することで、それらの難点を解決することができ、他に類のないものに仕上げております。
 この静電植毛は、ヨシカワ光器研究所の最も特徴的なものとして、各方面より高い評価を得てまいりました。

《植毛の効果》
イメージ
図1「鏡筒内面」
イメージ
図2「鏡筒内面」
写真  植毛の効果は、鏡筒内部に植えつけしたナイロンパイルの谷間に入射した光が反射して出てこないため、鏡筒内での散光を吸収しれしまい(図1)、また鏡筒内に進入したゴミやホコリの大半も主鏡に到着するまでの間に、ナイロンパイルの谷間に吸収されてしまう効果があります。(図2)



作例:YKR30EDYK-40012C

YK-R30ED “世界最大のEDレンズ使用”

(株)オハラ製造ガラス材により開発成功した「30.5cm」EDレンズ

 高性能レンズとして光学機器に広く使用されているEDレンズですが、その材質や設計の特性から大きな口径の天体望遠鏡を作ることができませんでした。
今回、(有)ヨシカワ光器研究所長年の研究開発の結果、
不可能と言われた「30.5」cmED屈折望遠鏡がついに完成しました。
大口径ED屈折望遠鏡時代の幕開けです。
【EDレンズ使用のメリット】
  • 屈折望遠鏡最大の弱点、色収差および球面収差を大幅に低減。
  • 旧ガラス使用の屈折望遠鏡に比べ焦点距離が短くなります。
  • より小型の赤道儀に搭載可能です。
  • ドームもコンパクトにまとめることができます。
(株)オハラのコメント
 この度ヨシカワ光器様による30cmED屈折式天体望遠鏡の製作を機に、今後、光学ガラス材の製造を通じて、大型屈折式天体望遠鏡の発展に寄与できればと光栄に思っております。
開発者から
 本機は、安全性、操作性、メンテナンスの容易さはもちろん、コンピューターによる目標天体の素早い導入、安定した星像の実現、望遠鏡らしさなど、公共天文台に要求される重要なテーマの調和を最優先に開発しました。
 また、申し上げるまでもありませんが、高品質を裏付ける為に、光学ガラスなど、資材仕入れの伝票などをお客様に明確にするなど、誠心誠意の姿勢で望んでおります。
 尚、レンズガラス材について、国内最大手の光学ガラスメーカーで製造され、且つ、超低分散ガラス(ED)と称されているものの中には、ガラスの持つ化学的・機械的・熱的・光学的など各性質の微小の違いから3種類があります。
 光学ガラス製造の大工場現場を2度に渡りつぶさに見る機会がありましたが、
EDと称されるこの3種類のガラス以外に、各性質をはるかに上回る新しい呼び名のガラスは当所の知る限りでは一切存在しません。

YK--400F12C

◆2000年3月20日
鹿児島県姶良町立「スターランドAIRA」納入

◆左写真
故百武裕司氏(当時同館館長)と同館メイン機「YK-400F12C」・当社代表者

◆製作回顧
「ピリッとしたカセでないとタダでは済まさん。」と館長から威されて緊張しました。
が、この大きさのものでは、結果的に自信作となりました。



| トップページ | このページトップ | 静電植毛 | 他力作例(YKR30ED|YK-400F12C) |
     | 会社案内 | 現在の業務 | 履歴 | お問合わせ | リンク | ブログ |

 Copyright (C) ヨシカワ光器研究所 All Rights Reserved.  サイト内の写真及びCG、テキストすべての無断転載を禁じます